前回の記事、耳のポコポコ音、5月に書きました。
あの記事を書いた時は治っていたのですが、その一週間後にポコポコが再発しました。
この時は、「薬を飲めば治るかも」と思い、残っていた薬を飲んだところ、3~4日前後でポコポコがが収まったのです。耳鼻科には行きませんでした。
あー、良かった、治った! と安心したのですが、この頃から、耳鳴りが始まりました。
いつから耳鳴りが始まったのか、はっきりとは覚えていないのですが、ポコポコ音が止んだ頃からだったと思います。
部屋で一人静かにしていると、キーンという音ではない音が頭の真ん中あたりから聞こえるようになりました。結構大きな音です。
今になって思えば、耳鳴りに気づいた段階で、耳鼻科に行っておけばよかったのですが、行かなかったのです。
この間、何をしていたかというと、ネットで耳鳴りについて検索し、youtubeで耳鳴りの治し方の動画を見たりして自分で治そうしていました。
いろいろ試してみましたが、どれも効果はありませんでした。
このまま一生耳鳴りが続くのか。
何とか治さないと。
そんなこんなで、ようやく耳鼻科に行ったのが耳鳴りが起きてから2週間近く経ってからでした。
聴力検査をすると、また急性低音障害型感音難聴との診断。
医師からは、「ストレスを溜めないこと。よく歩くこと。笑顔を忘れずに」とのアドバイスが。
難聴で頂いた同じ薬をまた処方され、1日3回、食後に服用するようにしました。
ちなみに薬は、メチバコール、アデホス、イソバイトでした。
前のポコポコ音は薬を飲むと、体がボーっとして確かに体に何か効いてる感じがしたのですが、耳鳴りの場合は、あまり効いてる感じはしません。
このままでは治らないのではないか、一生、耳鳴りと付き合うことになるのか。
何とかしなければ、という思いで耳鳴りに効く、という方法をyoutubeやネットで片っ端からやってみましたが、耳鳴りが軽減した、という感覚はありませんでした。
いろいろ調べているうちに、鍼治療が良いのでは、といくつか鍼治療院を調べて、一番評判の高かった新橋の治療院で治療することにしました。
6月17日、初診で今の症状を説明し、問診などがあって、治療に入ります。
最初は、肩、首のもみほぐしをして、その後、耳の周り、肩甲骨のあたりなどに鍼を打ってもらいます。
この治療院では集中治療というのがあって、一回30分程度の治療を2回、3回、4回などと連続して行います。
初日、3回連続で治療してもらいました。
それから約3週間、可能な限り集中治療をしてもらいました。回数で言うと35回前後でしょうか。
あれほどうるさかった耳鳴りが、次第に小さくなってきました。それと共に耳鳴りの音色が変りました。高音だったのが、音が低くなったような感じです。
鍼治療と共に、この時期、実践していたのが、水飲みとウォーキングです。
この二つが、耳鳴りの改善策の二本柱とも言えるのかなと思います。
水飲みとウォーキング(運動)は、耳鼻科でも鍼治療院でも大事ですよと、言われました。
鍼治療院ではアクアウォーキング療法として、耳鳴りや難聴の患者さんに勧めていました。
水飲みは一日2リットル。
ウオーキングは、一日3キロ(時間にして約40分)、出来るだけ腕を大きく振って歩くこと。
鍼治療を受けながら、週末や時間があれば平日でも出来るだけ歩くようにしました。
その結果でしょうか、7月に入ってから本当に耳鳴りが小さくなりました。
耳鳴りが止まったわけではないですが、以前のようなセミが頭の中にいるような耳鳴りは無くなり、音色が低くなり、音量も小さくなってきました。