ミューイングの実践と姿勢の変化

健康

以前にミューイングについて、書きました。

1月の終わり頃から、ミューイングをやり始めたのですが、約二か月後に鼻中隔湾曲症の手術をしました。

そのため、一か月ほどはミューイング(舌を上あごに付ける)が出来なくなり、ミューイングを再開したのは5月、鼻の孔にしていた綿球が外れてからでした。

 

5月からミューイングを再開、朝起きてから、夜寝るまで、できる限り舌を上あごにつけての生活は、慣れてしまうと苦しいとかはありません。

 

マスクをずっと付けてますが、鼻中隔湾曲症を治したので、両方の鼻孔から息ができますので、昔より楽に口呼吸ができます。

この4か月、明らかな変化というのはありませんでした。

ミューイングで骨格が変わってくるのは最低でも1年ぐらいかかるし、効果は年齢によっても左右される(らしい)ので、うーん、やっぱり年のせいか、と思いながらも舌をあごにつけてました。

 

ところが、先々週だったでしょうか、突然舌の左側に痛みが出るようになりました。

たぶん、食事中に舌が歯の内側と当たっか、噛む時に舌も噛んでしまったかですが、傷みたいなものができたんだと思います。

昔から、こういう食事中、一生懸命噛んでいると、舌も噛んでしまったり歯に当たったりすることがが時々ありました。

 

今回もそれと同じだろう、しばらく安静にして歯の左側で噛まないようにしてれば、そのうち直るだろうと思い、そうしてたのですが、ふと、思ったことがありました。

 

これはミューイング、舌を上あごにつけてることと関係あるんじゃないか

 

私は、右のあごが少し左にの曲がっています。

顔の面積でいうと、右側の方が左側より面積が広いです。

一般的に、人の顔で、完全な左右対称の人はいないと言いますね。誰でも左右非対称だと。

だけど私の場合は、左右差が大きく、若い頃から顎関節症に悩まされてきました。

30代の頃から噛み合わせ治療を続けて治療が終わったのが50歳の時でした。

話をミューイングに戻しますと、舌を上あごにつけているのですが、それは普通に舌を垂直に上げてる感じです。

 

今回、舌の左側を噛んでしまったようなので、舌を垂直に上げ少し右側に動かして上あごにつけてみました。

こうすると、舌の左側に余裕ができて、歯が当たらなくなりました。

ふー、これで痛みが楽になりました。

もともと、私の顔自体が、客観的にみて普通の大人より小さいんですね。歯並びもコンパクトで小さいので、舌が歯列にたいして収まりきれてない、というのも舌噛みも原因の一つだと思います。

先週あたり、9月9日ぐらいから、覚悟を決めて本格的に、舌を上あごの右側を意識してつけるようにしました。

その結果、想定外のことが起きました。

 

これは意外なんですが、姿勢が良くなったんです。

 

それがどうした、と思われるかもしれませんが、

私のスペックを書きますと、私の体形は、

・やせ型

・胴が長い

・首が長い

・顔が長い

こういう体形で、私の場合、顎関節症も影響してたと思いますが子供このころから猫背でした。

姿勢が悪く、父親から「もっと背中を伸ばせ! シャキッとしろ!」と姿勢のことばかり注意されてました。

 

今もそうなのですが、普通に立ってじっとしようとしても、上半身がどうもしっくりこず、何となく肩を動かしたり首を動かしたり、足の重心をちょっと変えたりと、同じ位置に姿勢を保てないんですね。

噛み合わせ治療が終わった今も、通勤電車を待つホームで、まっすぐに立って、じっと待とうとしても、どうも体が安定せず、どこかしら上半身を動かしてしまいます。

 

だけど、動きとしてはほんのわずかな動きなので、誰かが私を見ていてもそんな動きには気づかないだろうし、気づいたとしても変な人だとはたぶん思わないと思います。

 

父親はそんな私と正反対で、同じように痩せていましたが、姿勢は常に背筋を伸ばし、ピンとしてました。

自分はあんな風にはできないんだろう、特に悩みということでもないですがそんな風に思ってました。

自分が猫背で姿勢が悪いのは、もう直らない、姿勢が悪いな、と気づいたときにシャキッと姿勢を正せばよい、程度に考えてました。

 

ところが、

 

先週あたりから、ミューイングで舌を上あごの右につけるようにすると、姿勢が伸びるようになったのです。

 

舌の付け方も、ちょっと変わりました。

 

ミューイングのサイトやyoutubeの解説などでは、舌の後方を上あごにつける、このように説明されています。

 

私も上記のようにやっていたのですが、上あごの右を意識するようにしたところ、舌の付く位置がもっと奥、のどちんこの辺りにつけてる感じの時に姿勢が良くなることに気づきました。

 

舌の後方がのどちんこにつくのは、あくまでイメージの話で現実には付きません。

このイメージを持ちながらやると、舌が今まで以上に奥の方であごにつくようになります。

 

こうすると本当に不思議なのですが、姿勢がまっすぐに伸びます。

 

素人考えですがたぶん、私の顔の重心が面積の広い右側にあって、舌を上あごの右側につけることによって、首にかかる顔の重さの左右のバランスがちょうど等しくなるのでは、と考えています。

 

今、このブログを書いている時もミューイングをしていて、姿勢がまっすぐになっていて、あごも引けています。

 

歩いている時、駅のホームで電車を待っている時もミューイングをすると、姿勢が劇的に良くなりました。

 

夜、寝るときにミューイングをやってみたところ、やはり姿勢が伸び、あごが引けて、背中の全面が敷布団についてる感じです。

 

今、私が感じているのは、

 

やっと普通の人になれたのかな

 

世の中の大多数の人々は、顔が左右対称ではないにしても、ほぼ顔のバランスはとれていて、首にかかる重心も正常なんだろうと思います。

 

駅のホームで、ずっと同じ姿勢を保てる人、背中が伸びてる人、そういう人たちを見ると、

「自分も人並みの状態になれたのかな」と思います。

大多数の人はミューイングとか噛み合わせとかそんなことはしなくても普通に生活を送っています。

自分も普通の人に近づけたのかなと感じています。

 

ミューイングをしてもう一つ変わったことあります。

 

あごが凝ったときに鳴る音が鳴らなくなった、もしくは鳴る回数が減った

 

噛み合わせ治療はもう終わっています。

普通に食事はできるし、口も握りこぶしが口に入るくらい大きく開きます。

 

ただ、肩が凝ると同じようにあごが凝る、というか、何となくあごを右にずらしたくなる時があって、あごをずらすと右のあごが、音が鳴るんですね。

顎関節症のクリック音とは違います。食事中は鳴りません。ただ、この「あご凝り音」というか、これは一日に何回も鳴ります。

 

別に鳴ったからといってあごが痛くなるとか、口が開かないといったこともなく、逆に音が鳴った後は、あごの凝りが取れたというかスッキリします。

別に音が鳴るのは苦ではなかったのですが、ミューイングのやり方を変えたところ、姿勢が良くなるのと同時に、この音もほとんど鳴らなくなりました。時々鳴るときもあるのですが、回数は劇的に減りました。

 

話をミューイングに戻しますと、今回、私の姿勢に大きな変化が起きたのですが、これは個人差があるかもしれません。

 

私は顔の左右差が大きく、バランスが崩れていたので舌の位置を右にずらしたのですが、通常、普通の人はこんなことはしなくてもまっすぐ垂直に舌を上げてつければよいと思います。

 

ただ、私のように普段から姿勢が悪く、ミューイングを実践しても姿勢に改善がみられないばあいは、舌の位置を調整する方法は、やってみる価値はあるかもしれません。

 

姿勢に変化が現れてまだ一週間足らずなので、この先、半年、一年、数年続けていって姿勢の状態、顔の骨格の状態がどうなっていくのか、自分自身を観察していこうと思います。

 

 

 

 

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