鼻中隔湾曲症の手術をしました(4)入院3日目(術後1日目)

健康

3月26日の朝が来ました。

眠剤の点滴をしてもらったので、たぶん2時間か3時間ぐらい寝て、6時過ぎぐらいに目が覚めました。

マスクをして寝てて、マスクが乾いていたので、点滴棒を動かしながら洗面台まで行って、マスクをびしょびしょに濡らします。

ベッドに戻って口にかけると、水が首のほうまで滴り落ちますが、気にしてません。

湿り気を帯びた空気を口で吸うと、乾いた空気を吸うよりは幾分楽な感じになれるのです。

具合は悪い。

口呼吸の息苦しさがずっと続いてました。

 

だけど、今日から食事が再開です。

 

朝8時、今日の朝食は、2分粥とたくあんと後何だったか忘れました。漬物だったか?

 

看護師さんに「食欲がない」と伝えると、「残しても良いので」と言われ、

そういわれると、ナニクソ、という思いが起きてきて、時間はかかりましたが完食。

 

食べた後はまた横になります。

 

横になってじっとしていてもつらい、苦しい。

 

腕には点滴。

 

そうすると、じっとしていること自体が苦痛になってきて、トイレに行きます。

 

普段なら、我慢できるレベルなのに、なぜか無性におしっこをしたくなる。

 

点滴棒をゆっくり動かしながら、歩いて3歩ほどのトイレのドアをガラガラと開けて、

点滴棒を倒さないよう、慎重に用を足します。

 

トイレから出たら、洗面台に行って、液体石鹸で入念に手を洗います。

 

コロナの影響もあると思うのですが、他の3人の方もトイレから出た後、必ず石鹸で洗ってました。

 

用を足した後、ベッドに戻って横になります。

 

横になっても苦しいので、また体を起こして動かしたくなる。

そうすると、またトイレに向かいます。

 

結局、これの繰り返し、30分から1時間おきにトイレに向かってました。

この日は何回トイレに行ったことか、たぶん、20~30回はしたんではないかと思います。

もともと頻尿ぎみで、このブログでも頻尿の治し方を書きましたけど、そんなものもふっとびました。

 

10時半頃でしたでしょうか。

 

処置室に行ってください。

 

看護師さんにそう言われて、耳鼻科の処置室に。

 

看護師さんに場所を教えてもらって、一人で行きます。

 

処置室は19階。

 

点滴棒をゆっくり動かしながら、一人でエレベーターに乗って19階に向かいました。

 

だけど、看護師さんの前では平気な風にしてましたけど、この時点で体調は悪く、ふらふらしてました。

 

19階の耳鼻科の処置室の待合室で待ちます。

先着順に診てもらっていて、待つのですが、長椅子に座って待ってる間も、苦しくて苦しくて、正直倒れそうな感じでした。

 

口呼吸がつらいんです。

 

他の待ってる方は、パジャマ姿の人もいれば、私服の人もいました。

 

ただ、この待ってる間に、「苦しい、何とかならないか」ともがいているうち、何となくですが、口をすぼめて口笛を吹くような感じで、深呼吸すると、ちょっと楽になり、ずっと深呼吸してました。

 

ちょっと、楽になった。

 

自分の番になって、手術をされた先生とは別の先生に鼻の穴をチェックされます。

 

はい、いいですね。

 

たしか、そんなようなことを言われて、診察はあっという間に終了。

 

 

再び15階の病室に戻りました。

 

 

 

書き忘れましたが、鼻の穴に綿球が入っていて、汚れてきたら自分で交換です。

 

最初のうちは、交換のタイミングがよくわからず、ずっとつけたままにしてましたが、

そのうち綿球が明らかにぬるぬるした感じになるので、交換しました。

 

綿球は血と粘液まみれ。

1時間かそのくらいで交換していたと思います。

 

 

濡らしたマスクを口にして、つらいけど横になっていると、時々うつらうつらしてくる瞬間が来ました。昨日寝てないので、その反動もあって、「ちょっと眠いなぁ」。

 

そうした時に限って看護師さんがやってきて「血圧、体温を測りましょう」とか、

「点滴を替えますね」とか、そのたびに眠気がとびました。

 

体温は、ずっと37度台でした。

 

37.5度が多かったですが、時に37.8度、37.9度という時もあって、

熱が下がりません。

 

まずいなぁと思いましたけど、どうすることもできません。

 

結局この日はずっと37度以上の体温で、微熱がある状態だったと思います。

 

12時の昼食は5分粥とたしか牛乳の小さい紙パックとみかんのカットしてあるものなどでした。

 

午後も午前中とほぼ同じ感じでした。

トイレに行っては横になって、またトイレに行っては横になって。

 

たぶん他の3人は、「トイレばっかり行くなぁ」と迷惑だったと思います。

 

マスクを濡らすのはずっとしてました。

昨日の夜、看護師さんにもらったガーゼは、1、2回、濡らしてマスクの内側に付けて使ったみたのですが、何かしっくりこない。使い心地があまりよくなく、使わなくなってました。

 

夕方、18時の夕食から、通常食になります。

 

口で呼吸しながら咀嚼するってなかなか大変です。

呼吸しなきゃいけないので、一口の量も少量になります。

時間をかけて食べました。

 

体温のことで、看護師さんに相談しました。

熱が高い、明日退院予定だけど、明日の状況によっては退院を伸ばした方が良いんでしょうか?

 

それはまた明日の状況、明日の体温を見極めてうえで、とのこと。

 

19時頃だったか、T先生とは別の耳鼻科の先生が来られました。

その時に、「微熱がずっとある。一時期37.9度まで上がった」と伝えると、

「術後、熱があるのはよくあるケース。38.5度以上にならなければ、問題ない」とのことで、少し安心しました。

 

夜は、たしか内服の眠くなる薬を処方してもらって飲んだと思います。

 

この薬の効き目は抜群でした。

まだ苦しいのはあるんですが、ぐっすり眠れたんです。

 

ただ、寝る時、変なことを考えてました。

 

寝てる間に、無意識のうちに鼻をさわってしまうんではないか。

 

そんなことになったら大変だ。

絶対に触らないようにしなければ。

 

ふとんに両手をしっかり入れて寝ました。

 

明日は退院か、とか思いながら、寝ました。

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